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あえて黒歴史に触れてみる

これは決して褒めらえたモノではない

人気作品の恩恵に預かりたいと思うのは企業ならではの感情だろう、しかしどの企業も作品を何かしらの商業品として扱えるわけではない。ドラゴンボールという作品を商業化できるだけでも光栄なことかもしれないが、中身がまるで釣り合っていなければまともな評価を受けることはない。ドラゴンボールシリーズの中で、もはやファンの間ではこの作品をシリーズの一作品として認めるのはどうかという作品がある。ハリウッドで実写映画化されて、日本ファンから素寒貧に叩かれまくった『DRAGONBALL EVOLUTION』、これは予告編からしてもまず『これはドラゴンボールではないだろう』と、冷静に思った第一の感想がそれだ。

そもそもアニメ作品を実写映画化することに筆者は抵抗がある、まだ現代で再現可能なものならいいのだがドラゴンボールのような、完全にファンタジー作品のものを忠実に再現するとなったらよほど作り込まなければならない完成しないだろう。『ハリーポッターシリーズ』は見事に作られているといえる、しかしこのドラエヴォについてはさすが二作品として認めるにはおこがましいという言葉を使わざるを得ない。

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そもそも設定自体がおかしい

この作品を映画化する権利を獲得したのは『エイリアン』・『X-MEN』・『ダイハードシリーズ』といった超人気作を多数製作し、アメリカでも有数の映画配給会社である『20世紀FOX』がその権利を勝ち得た。日本でもその名が知られているほどの大きな映画会社だ、そんなところが製作するからまだ多少なりとも可能性としてはあるかもしれない、そう感じた人もいるだろう。それは原作者の鳥山氏も同様だった。製作を無事に終え、世界最速として日本で2009年3月に先行公開され、その翌月にアメリカでも公開された。

結果だが、日本においては公開してから僅か1ヶ月で終了してしまう劇場が相次ぐほどの不人気ぶりだった。大半の人の感想を見れば分かるとおり、劇場で見て完全にドラゴンボールではないと断言する意見が散見していたがまさにその通りだ。初めから期待していなかった人、少なからず期待していた人、はなから笑うことを目的としていた人がいるなど散々な結果を記録してしまう。興行収入も10億円にも行かないほどとなり、どう考えても普段から触れていたドラゴンボールではないと断言されるなど酷評で世間を大いに賑わせた。

その後凱旋公開したアメリカでも、こうした日本での公開状況からその内容を危惧していた人が出ており、案の定といわんばかりにこれをドラゴンボールと証するのは難しいという結論に、大多数の人が行き着いたというのだから、結果として失敗してしまったということを意味している。

何が失敗したのかと考察すると、筆者としても全てにおいてダメとしか言いようがない。これはある意味パロディとしてみるなら面白いかもしれないが、基本的な映画としての概念で作品を正当に評価するとなったら、確実に星評価は1つないし、頑張っても2つまでしか与えられない。大作が出来たと行きこんでいた割にはどうしようもない出来だったので、日本のファンも思わず失笑したことだろう。

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鳥山氏もあまり褒めていなかった

そんな中で鳥山氏が今作品に向けての感想として送った内容が公開当初と、数年後のドラゴンボールシリーズ最新作公開時における実写映画化に対しての意見が、まさに世間体を謳ったものと本音をぶちまけたものだったことも印象的だ。

完全に作品に対しての感想が相反するものだが、本音は確実に昨年公開された新作映画のものに違いない。内容そのものに原作者としての意見が参考にされなかったこと、その結果明らかな失敗を招き寄せてしまったことは否めなかったということだ。ただこうした実写映画化の大失敗を受けたことで、新作映画ではドラゴンボールがこの程度ではないと証明したかったという意地もあったというのだ。つまり、一概に失敗しただけではなく原作者のプライドを促したという意味では、成功した作品なのかもしれない。

大ヒット作品の商業作品は人気があればあるほど、作品としての完成度に大きな期待が寄せられる。実写映画である今作は原作者の意図を汲み取らない、改編した内容によって大いに大爆死してしまった。それがその後の神と神へと繋がったので、失敗してくれてありがとうと褒められる。

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