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NARUTOは日本では不人気?

ワンピースが好まれているのか、理解できないという

調べていく中で分かったこととしては、ワンピースとNARUTOの二作品が海外ユーザー視点からしたら度々議論の対象となっていることが浮かび上がってくる。というのも、NARUTOはとても日本らしい素晴らしい作品なのに、どうして日本ではNARUTOよりもワンピースの方が面白いと感じるのか分からないとする意見をたびたび見かけるときがある。これについて筆者がどうこう言えるほど偉そうな立場ではないが、敢えて挙げるとするならどうしてワンピースの方が圧倒的に人気を獲得しているのかという点について考察すると、作中における物語の流れとしてシリアスな面がそこまで強調されていない事が影響しているのではないだろうか。

どちらの作品でも緊迫したストーリー展開はある、しかしそうした流れが継続しているかどうかという意味では、ワンピースの場合その高低をはっきりとしている。一方でNARUTOの場合、ストーリーを見ていると中盤以降から主人公とそのライバルの確執が相まって離反へと繋がってしまい、それを解決できないまま次々訪れる仲間達の死という場面では陰鬱とした流れがどちらかといえばワンピースよりは大目なのでは、と見ている。

作品の内容そのものが影響しているのかもしれないが、ワンピースは仲間との友情と戦いの後はもはや宴と評して騒ぎまくる、日本のお祭りを連想できる騒ぎっぷりを刮目できる。対してNARUTOの場合、戦いが終わったとしてもその先に待っているのはお祭りごとではなく、ただひたすら自分を磨き上げる修行の日々というものだ。日本人はこうした流れを見ると現実の自分達の状況と重ね合わせてしまう人もいるのかもしれない。考えすぎということもないだろう、日本の社会状況で修行をしたとしても報われる保証がないという、あまり直視したくない現実を垣間見えてしまうのはあまりいい思いはしない。海外ユーザーからすればストイックな忍者の姿はまさに理想的なほど日本らしいと取れるのかもしれないが、日本ではNARUTOよりもワンピースの方が人気を博しているのは物語の展開に左右されている、そう読み取れるのではと考えている。

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現実と空想の乖離が出来ないまま

誰かが死亡するシーンをあまり描かないと信念めいたモノで決めている尾田栄一郎さんに対して、NARUTO原作者の『岸本斉史』氏の作品では例えばとてもいい人だったキャラが死亡する事が平然と起こる。無論作中の流れというものがあり、死してもそれに伴う因果関係が証明されているからこそ納得できる部分もある。理不尽な死を迎えてしまうほど、そのキャラに対して憧れといった感情を持っていた人間に与える衝撃は時として計り知れないものだったりする。さすがに漫画のキャラが死んだ程度で命云々の問題に繋がらないだろうと思っている人もいるかもしれない、だが実際にNARUTOのとあるキャラが作中で死亡したため、そのショックに耐え切れず自殺してしまった人がいるという。

その事件はロシアで起きた、とある少年がNARUTOのキャラが死亡したことで自らもアパートの屋根から高さ30mも落下して即死するという、信じられない事件が起きた。その少年の父親曰く、当初から現実と空想の違いを区別できていなかったとして、情緒不安定さを心配していたというのだ。ロシア当局の見解では、ここ数年ではロシアで若者の自殺が決して少ないと言えない数字で記録されているため、一概にもその作品のキャラの死が彼が命を絶つことへと繋がったかどうかは、断定することは出来ないと述べている。

こうしたフィクションを現実のものとして捉えてしまう傾向はこの件が始まりではない、日本でも度々こうした事件が巻き起こっているときもあれば、人格形成においても大きな相違を生み出している事がある。娯楽文化にハマる事は大いに構わないが、やはりキチンと現実との線引きができていなければいけないと考えるのが普通だ、しかしそれができない人もいるのも事実。何故という疑問を持つのはもっともだ、そして学術的に分析する事はで来たとしても、それですべてが解決するわけではない。人気ゆえの出来事なのかもしれないが、こうした悲惨な出来事だけは起こらないで欲しいと願いたいところだ。

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人気の現れだからこそ

NARUTOのキャラクターが死んだことで自殺した少年の気持ちを理解することは出来ないという人もいるだろう。もちろん日本として見ても歴代で億単位で累計発行部数を記録しており、特に欧州においては最新刊の発売は週刊売上発行部数で1位を獲得する国もあると言われているほど、現在までにNARUTOのブームは広まっている。またアメリカでは主人公のナルトが、世界で尊敬する日本人100にて選出されるなど、もはやフィクションだけでなく現実にも主人公らしい影響力を与えていると言われている。日本人の中にもNARUTOを人生の教科書などと評価している人もいるため、自殺者が出てしまったという事実は必ずしも起こるわけないと思っているほうが、もしかしたら間違いなのかもしれない。

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