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海外での人気はというと

海賊発祥の地においては

ワンピースはそのストーリーは『海賊』をテーマにしている話だ。ただ現代的な海賊とはかなりイメージがかけ離れているのはご存知のとおりだ、というのもこれについては作者の尾田栄一郎氏による意向がかなり強い。彼がこの作品に対して掲げたテーマを自らに課して製作していることから、本来の海賊というものとは異なる存在となっている。少年誌の連載ということで、読者層も低年齢層の子供たちが多いことも起因しているのもある、だが尾田さんが連載においてワンピースという作品を織り成していく中で、絶対に内容に取り入れないとする信念めいたものがある。その信念とは、

こうした上記を制約としている。当然こうした内容に対する意見は編集部からも出ていたと予想する事は出来る、そしてものの見事に少年達が夢を追うことの素晴らしさ、仲間との絆という掛け替えのないもの、といった冒険ロマン溢れる作品が誕生したわけだ。まさにフィクションだからこそ出来る作品様子だ、これが現実のものとして認識されればまさしく海賊というものが凄く格好良いと見なしてしまう人が出てもおかしくないだろう。

では実際に海賊が歴史の表舞台で克明に記されているヨーロッパにおいて、ワンピースという作品がどのように評価されているのかについて考察してみようと思う。際立ったものとしては、ヨーロッパでも作品の人気は非常に高く、欧州における日本漫画累計販売数が2位となるほどその絶大な人気が物語っている。世界単位で作品が評価され、さらに各地でアニメも放送されているなど、ワンピースというのが世界規模で認知されているとすれば、日本の漫画業界も捨てたモノではないと見て取れる。

ただこうした栄華に満ちた歴史だけで判断するとヨーロッパ地方では海賊ないし、ヴァイキングという存在を昇華しているように取れる。しかし現実問題として本当に海賊という存在を、好意的に受け止めているのかと分析し始めるとそれはないだろうと、筆者は考える。それは古代から近代以前までその力を象徴していた海賊達、そしてヴァイキング達の生き方が当時の宗教文化に対する敵意を示したこともあるからだ。

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異教との対立

ヨーロッパ地方において海賊というより、ヴァイキングという言葉を使用した方が適切なので統一していくが、そもそもどうしてヴァイキングというものが誕生したのかという歴史を紐解くと、ある1つの対立が浮かび上がってくる。それは異教との対立、当時存在していたフランク王国のカール大帝が巻き起こしたザクセン戦争がその全ての発端となっている。これはそのカール大帝が現在でも世界的宗教の1つとなっているキリスト教が関係しており、それを広めるための戦争だった。ヨーロッパ地方でキリスト教の範囲を拡大させるため侵略と略奪を繰り返し、富を拡大させていった。

ではヨーロッパでのヴァイキングを積極的に推し進めていたのが、かつてはその始まりがヴァイキングとして黎明を向かえ、国家そのものが海賊行為を容認していた『イギリス』が主要となっている。その当時においてヴァイキングという存在は中世ヨーロッパ時代における暗黒時代において、様々な知識を先進的に獲得し、諸近隣国に対して富を求めて侵略行為を平然と行っていたと言われている。

詳しい歴史を話しているととても長くなってしまうためここで区切るが、これを見るにワンピースの世界観での海賊がヨーロッパ地方で本当にただの娯楽として受け止めることが出来るかどうかといわれると、微妙なところだ。何せ言うなればヴァイキングという存在は簡単な構図で言えば、キリスト教と異教の対立を図式で表現できる。熱心な信者にしてみればヴァイキングを悠然と美化して語る人がいたら嫌悪感をむき出しにするのではと、考えられる。

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始まりに起こった事件

これは実際に起こった事件であり、先に話したヴァイキングという存在が歴史の表舞台に立った事件の一幕だ。当時のイングランド北部にある小島ヘブリーデン島に、1つの小さな修道院があった。底では何一つ変わらない中で日々の生活が営まれていた中、とある数隻の船が漂着した。修道士達は何か困ってきたのだろうと安易に予測し、来訪者達を歓迎しようとした。しかしそれは悪夢の始まりである、西ヨーロッパにおいてヴァイキングなるものを恐怖する時代を開けるきっかけにもなった。

船から出てきた船員達は各々武器を持っており、無防備な修道士達を八つ裂きにし、さらに教会を奇襲して奉納されていた財宝を盗み、放牧していた牛などの家畜を屠殺するなどして、ありとあらゆる必要なものを奪いつくしていった。そして小島に求めるものが無くなったことを確認すると、何事もなかったように襲撃者達は船へと荷を積み込んで去っていった。後に残されたのは無数の修道士達の死体と見る影もなくなった荒れ果てた景色だけだったという。

当時の人達において教会は神が宿る神聖不可侵の場所であると認識しており、そこにはどのような武力も介入することはないと思われていたこともあり、襲撃に対する武力は何1つ用意されていなかった。皮肉にも歓迎しようと出迎えた修道士達は訳が分からないまま殺されてしまい、当時の教会勢力はこうした蛮族行為を行う非道極まりない存在を憎悪の対象とするまでに時間は掛からなかった。

やがて教会でもヴァイキングの襲来に備える対策をするなどして、約250年にも渡るヴァイキング時代を凌いでいたという。

ヴァイキング=憎むべき存在

こうした過去の経験からヴァイキング、つまり海賊というものに対して決していい意味では捉える事は出来ないと語る人がいても不思議なことではない。イギリスなどのヴァイキングとしての行為を国家で営んでいた国では、現在のワンピースという作品はいい評価を受けるかもしれない。だが敬虔なローマ・カトリック信派からすれば、自分達の祖先を残虐に陵辱したヴァイキングは決して受け入れることはない。

漫画の世界にそうした史実を持ち込むのは間違っているという人もいるが、だからこそワンピースという作品が現実のヴァイキングと比較した場合、埋めようのない乖離制を出していることを心に留めておかなければならない。夢と希望に溢れているのはあくまで作品の中、当然のように海賊行為を正当化する言い方をするような発言は、時として不快な印象を与えかねないので注意する必要がある。

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